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2014年02月02日

聖書に立つ人はだれか

恐ろしい事件を犯した人に対する評価は時に高いものがあります。
例えば隣近所で犯罪が起こったとします。
犯人についての感想を聞かれますと、大体はこのような返事が来ます。
「とてもあのような事件を犯す人には見えませんでした。品行方正で挨拶もきちんとするし、近所でも評判者でした。」

このように非常に普通な人がとんでもない事件を犯す時があります。
本当に普通な人です。昔から普通な人が怖いのです。歴史が証明しています。

聖書に登場する最悪人の王様はとても普通な人です。
「アハブ」と言う人です。 
アハブは王でありながら奥さんのイゼベルの意見に左右される気弱な普通の人でした。
ある日、事件が起こりました。王アハブは部下のブドウ畑が見事なのを見て欲しくなり、
持ち主のナボデに売ってほしいと願いました。
しかし、ナボデは先祖の土地を売ることはできないと断ります。
するとアハブは不機嫌になって落ち込んでしまいます。
そこに登場するのが強欲な悪妻のイゼベルです。
イゼベルは落ち込んでいる王である夫にこう言います。
「元気を出しなさい。私が何とかしましょう」と。
どちらが王なのかわかりません。
しかし、この普通の王が平気で残虐な行為をするのです。

意外と良い人と思われている方がとんでもない行為をします。
クリスチャンの世界でも良い人と言われ、おとなしい人が異端に引っかかります。
モルモンの若い青年たちはとっても礼儀正しくて親切な人たちです。
また、アメリカや日本で起こるオカルト教団のメンバーは、
ほとんどが真面目で働き者で良い人と言われている人達だそうです。
幸福の科学やものみの塔の信者の方々も職場では評判の良い人たちです。
しかし、彼らは教団のトップの命令には絶対に服従するのです。
例えそれが殺人でも平気でやるのです。この例がオウム真理教の事件です。
ナチスのナンバー2のアイヒマンが南米で逮捕された時、
世界中が驚いたのはアイヒマンが普通の小柄なお年寄りで、
ヒットラーに命令されたのでやったと言い訳をしたのです。
世界中がこの年寄りが世界を震撼させたアウシュビッツの大虐殺の主とは、とうてい思えないと驚愕したのです。

教会でも同じことが言いえる時があります。
良い人と言われる人が教会批判をやるのです。
教会をかき回すのです。これは何を意味しているのでしょうか。
私たちはもう少し自分の考えや判断を深く持つことが求められているのです。
そして、聖書に正しく立つことがいかに大事かを知ることではないでしょうか。


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Posted by 沖縄ベタニヤチャーチ at 13:00│Comments(0)キリスト教メッセージ社会
 
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