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2014年11月11日

沖縄に帰りたい

久しぶりに東京に出張しました。飛行機が成田着でしたので真夜中にホテルに着きました。

いつも思うのですが成田に空港を作った官僚と政治家は愚か者とつくづく思います。成田に行くときは本当にそう感じます。私達沖縄の方々は那覇の空港まで10~20分で行くことが出来るので本当に感謝しています。

那覇市に住んで良かった。アーメン。

いつも神様は不思議な旅をさせてくれます。今回もそのような体験をしました。

2日目に新宿の街を歩いて、ある教会(目的の)に向かいました。ガード下を通る時にホームレスの方々が寝ていました。驚いたことに男たちの中に比較的に若い女性がいました。見ながら通り過ぎたのですが、引き返して声を掛けることにしました。

そしたらもう一人の方も女性でした。最初の時は寝ていたのでてっきり男性と思っていました。

この女性たちに話しかけました。まず、おはようございますと挨拶をしてから、「私はキリスト教会の牧師だけど何でここに寝ているの?」返事はありません。怪訝そうに私を見上げるだけでした。

「寒くないの?」無視状態です。「私は沖縄から来んだけど」と言った途端、一人の女性がびっくりしたように大きな声で私も沖縄よ!と返事をしてくれました。

それからは話が弾んでいきました。名刺を渡したら身の上話をしてくれました。名護市の出身で本土に来て長いけどやっぱり沖縄に帰りたいと言っていました。名前も沖縄名字で住基カードも見せてくれました。最後は沖縄で死にたいんだけど・・・と、思いも語ってくれました。

少しばかりでしたが「生活に使って」とお金を渡しました。本当に帰りたくなったら支援をするので連絡をしてよと言ってその場を立ち去りました。

奉仕の後、ホテルに帰ると、夜中に彼女から電話が入りました。「さっきはありがとう。沖縄に帰りたい。」そして電話は切れました。

真夜中に東新宿駅に着きましたが駅のホームにたくさんの方々が段ボールや毛布をしいて寝ていました。ホームレスの方が駅で寝ているのをみてショックを受けました。なぜなら、最近はホームレス支援が東京あたりでは充実していると教えられていたからです。

私達は全国ホームレスネットワークに加入しています。全国の集まりでもよく支援団体の働きが紹介されていました。ですから、今でもこんなに多くのホームレスの方がいるのにびっくりしたわけです。

いつも思うのですが教会がもう少し聖書に立っているのであればホームレスの方々は減るのにと。

聖書に「慈愛」と言う言葉があります。「慈しむ」のことですが、無条件の親切の心です。

困っている方への憐みを行動に移すことを言います。慈しみ深い主の憐みによって救われた私達が憐れみ深いクリスチャンになることを主は期待しています。

アーメン。

沖縄に帰りたい





Posted by 沖縄ベタニヤチャーチ at 17:57│Comments(2)
この記事へのコメント
初めまして。新宿って、シャロームや明日香さんのカラミですか?

東京で若い女の子が路上で座っているのは、ほぼ間違いなく朝まで飲んでいたか、友達とおしゃべりしていただけで、新宿にいる若い女の子は路上生活をするくらいなら、ウリをして稼ぎます。

ごくまれに、それができない子はキャバクラの体験入店で現金を稼いで、蒲田駅周辺のネットカフェで生活します。

先生は任侠団体関係者だったのに、夜の景色を忘れてしまったのでしょうか?
Posted by 金沢教会 平信徒 at 2014年11月17日 15:06
初めまして。

コメントをありがとうございます。
そこまで気が付きませんでした。
何も考えずに話しかけてしまいました。

なお、シャロームや明日香さんとは今のところ、おつきあいはありません。
Posted by 沖縄ベタニヤチャーチ沖縄ベタニヤチャーチ at 2014年11月19日 12:34
 
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